昨夜、雪が降りました。

雪が積もっているのを見てしばしば思い出すのは、はるか昔のとある私立高校入学試験当日の朝。

確か前日の降雪のために東京には雪が残っており、試験会場までの道のり、試験会場の校舎のまわりなどに雪が降り積もっていました。

その光景がとても印象に残っています。

ただそれだけのことなんですが、数校併願していた中で一番偏差値が高くて合格したい高校だったので、覚えているのかな。

幸い、その高校には合格することができ、他の併願した私立高校を受けなくて済みました。

でも、迷った末、結局その高校ではなく、某都立高校に進学してしまいましたが…

あの高校に入学していたら、今の人生と全然違ったんだろうなぁ、と、ふとどうしようもないことを思ってみたりもします。

雪景色の中でもう一つ頭の中に浮かんでくるのが、「風」というデュオの「そんな暮らしの中で」という曲。彼らの4枚目のアルバム「海風」に収録されています。

伊勢正三さんの作詞・作曲で、冬の日のささやかな日常の幸せを物語る曲。メロディも素敵だけど、歌詞も良い。

なんとなくそんなことを思ってしまった今日この頃でした。

下記に歌詞の引用と、Apple Musicへのリンクを貼っておきます。(引用の条件を満たしていると思うので、著作権に引っかからないはず)

ちなみに、この記事のアイキャッチ画像は、アルバム「海風」のジャケットです。LPで持っていました(CDでも持っています)。

そんな暮らしの中で

歩き始めた子供の
笑い声が響いてる
そんな暮しの中で
芽ばえ始めた「何か」を
大切にして生きるため
日々の暮しがある

時計の針が時を
流しているわけでもなく
明日の朝
新聞の日付がただ
変わっているだけのこと

2センチ足らずの雪が
科学の街 東京を
一日でぬりかえる
その変わらぬ雪の色に
人は何を思うのだろう
変わりゆくこの日々に

寒さの中に
かくれているのは
暖かさなのだから

冬の朝
目覚めたときの
あと五分の幸せを
誰もが知ってる

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